「返信が遅いのに、SNSだけは毎日更新している人」。友人でも恋人でも職場の人でも、このタイプにモヤっとした経験は誰しもあるのではないでしょうか。
こちらのメッセージには何時間も返してこないのに、投稿されたストーリーは元気いっぱい。タイムラインには今日食べたランチ、見た動画、たわいないつぶやきが流れてくる…。その状況を見ると、「返信できる時間あるじゃん…」「私のメッセージは後回し?」と、どうしても気持ちがざわつきます。
この記事では、返信が遅いのにSNSは更新する人の心理や特徴を丁寧にひも解きます。同時に、こちらのイライラを軽くする考え方や、ちょうどいい距離感の作り方についても紹介します。
SNS更新とメッセージ返信は「別物」だと捉えている
まず押さえておきたいのは、SNS更新とメッセージ返信は、本人の中でまったく別の行動になっているという点です。
SNSの投稿は「流れ作業」でできることが多く、深い思考や準備を必要としません。写真をポンと貼って、軽く文章を書くだけで完了するため、「気分転換」や「暇つぶし」に分類されます。
一方で、人への返信は“対人コミュニケーション”のため、内容を考えたり、タイミングを気にしたりと、気力を必要とする行為です。
つまり本人にとっては、
「SNSは気軽にできる娯楽」
「返信は少しエネルギーが必要なタスク」
という区別が自然に生まれているのです。
こちらとしては同じスマホでできる行動に見えるためモヤっとしますが、本人の中では労力がまったく違うのです。
返信に“正解”を求めすぎている
「返信が遅い人」には、返事の内容を丁寧に考えたいタイプも多く存在します。
軽い会話でも、「どう返したらいいかな」「変に思われないかな」と考えてしまい、文章を作るまでに時間がかかるのです。特に相手を大切に思っていたり、慎重な性格の場合、その傾向は強くなります。
その一方でSNSは、思い立った瞬間に気軽に更新できる場所。正解も不正解もないため、肩の力を抜いて発信できます。
結果として、
「相手を大切に思うほど、返信が遅くなるパラドックス」
が起きることすらあります。
もちろん、待たされる側としては納得しづらいですが、背景には「適当な返信をしたくない」という真面目さが隠れていることも多いのです。
返信の優先順位が低いタイプもいる
単純に、メッセージ返信そのものの優先順位が低いタイプもいます。
これは悪気というより、価値観の問題です。
・気が向いたときに返したい
・一気にまとめて返信する癖がある
・文章のやり取りよりリアルの予定を優先する
・通知を見ても、いま返信する気分じゃない
こうした感覚を持つ人にとって、SNS更新は“日常の流れの一部”であり、返信は“気が乗ったらやるもの”に分類されることがあります。
こちらとしては大切なコミュニケーションでも、相手にとっては「あとででいいもの」に入っている。この価値観のズレがストレスになります。
SNSは「逃げ場所」になっているケースもある
返信が遅いのにSNSは頻繁に更新する人の中には、SNS投稿を心の逃げ場にしているケースもあります。
人への返信は“キャッチボール”ですが、SNSは“投げっぱなしの空間”です。気を使う必要がなく、返信が返ってくるプレッシャーも少ないため、心理的に楽なのです。
仕事や人間関係で疲れているときほど、
「誰かと深くやり取りする余力はないけれど、ちょっとした発信はしたい」
という状態になりやすく、結果的にメッセージ返信が後回しになります。
SNSに元気な投稿が並んでいても、それが必ずしも“体力がある状態”とは限らないのです。
こちらが勝手に傷ついてしまう理由
返信が遅い人にSNS更新を見つけてしまうと、どうしても「無視された」と感じてしまいます。これは、メッセージを“個人的な関係性の温度”と結びつけてしまうために起こるものです。
しかし、相手はただ単に余裕がないだけだったり、気軽に更新できるほうを優先しているだけだったりと、必ずしも悪意があるわけではありません。
こちら側の心が傷つくのは自然ですが、その感情がすべて「相手の気持ち」から来ているとは限らないのです。
イライラを減らすための付き合い方
返信が遅い人との関係では、こちら自身のストレスケアが大切です。
相手の返信パターンを観察する
人によっては「夜は返さない」「仕事中は絶対返さない」「週末だけ返信が速い」など、行動パターンがあります。
そのパターンを理解すると、返信スピードに振り回されづらくなります。
自分の依存度を下げる
相手の返信速度が気になりすぎると、自分の行動まで縛られてしまいます。
・返信を待つ時間を減らす
・SNSをあえて見ない時間をつくる
・相手以外のコミュニケーションに目を向ける
こうした工夫は、気持ちを軽くする助けになります。
気になるなら、やさしく伝えてもOK
「SNS見ちゃって、返信まだかなって思ってしまったよ」と軽く伝えるだけで、相手が気をつけてくれることもあります。
ただし、責める口調では逆効果になるため、やわらかい言い方が大切です。
完璧に分かり合う必要はない
返信の速さやSNSの使い方は、人によって価値観が大きく異なります。理解し合うことは大切ですが、完全に一致させる必要はありません。
お互いのペースを尊重しながら、自分のストレスを減らす工夫をする。
そのバランスがとれれば、「返信が遅いのにSNSは更新する人」に対するイライラは、少しずつ軽くなっていきます。
この記事が、あなたの心の負担を少しでも軽くする助けになれば幸いです。

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