なぜ片付けない?置きっぱなし問題が生まれる背景
リモコン、ハサミ、ティッシュ、メジャー、ボールペン。
「使ったあと元の場所に戻す」という当たり前のルールが、自分には自然なのに、家族やパートナーは平然と“使った場所に放置”していく…。
「なんで片付けないの?」
「どこに置いたかわからなくなるのわかってるよね?」
そう思っても本人は悪気ゼロ。むしろ、困っているのはこちら側だけ…という状況にモヤモヤしている人は少なくありません。
「その場に置く人」の行動心理
置きっぱなしの行動には、実は傾向があります。
① “片付け=タスク”という認識がない
多くの人は「使う→片付ける」がセットですが、置きっぱなしタイプの人は
「使う→終わり」
で思考が終了します。
つまり、片付けが行動リストに存在していないのです。
② 「あとでやる」が成立すると信じている
忘れているのではなく、“未来の自分が片付ける”と思っているタイプです。
しかし現実は、未来の自分も片付けません。
③ 収納場所が「抽象的表現」で理解されている
例:
✔ リモコン → 「テレビの近く」
✔ ハサミ → 「机のあたり」
こちら側はピンポイントの定位置管理ですが、相手にとっては範囲指定。
そのため「戻した」と本人は思っていることもあります。
④ ADHD傾向・視覚優位型の可能性
置きっぱなし=忘れないため、と捉えている人もいます。
物が見えないと存在を忘れる「非可視化不安」が背景にある場合も。
共感の声:あるあるエピソード
- ハサミがない→カレー粉の棚から発見
- リモコンがテレビ前にない→布団の中から発掘
- ペンがなくて探していたら、夫は車の中に置いていた
- ティッシュが家のあらゆる部屋に半箱ずつ存在する
- 「ここに置いたほうが便利だから」と謎の配置基準
そして極めつけは…
「どこ置いたっけ?」と本人が聞いてくるパターン。
これが一番モヤモヤします。
イライラしないための現実的な対処法
① 「一つの場所」をやめて「複数ステーション制」にする
置きっぱなし派を1箇所収納ルールに従わせるのは難易度が高め。
ならば、よく使う場所に小さい収納拠点を作る方が現実的です。
例:リモコン→
✔ リビングテーブル
✔ ソファ横収納ポケット
✔ テレビ前カゴ
② 定位置ルールを「見える化」する
ラベリング、色区分、ケース分けは有効です。
見えない収納より、“出しっぱなしでも整理されてる風”収納の方が機能します。
③ 使ったら戻すではなく「戻しやすくする」
片付けが面倒ではなく、片付けに認知的負荷がある可能性があります。
つまり、戻すのが面倒ではなく、考えるのが面倒なのです。
④ ルールではなく役割分担にしてしまう
「片付けないなら、片付け担当は自分でなくあなた」
これがうまくいく家庭もあります。
まとめ|“片付けない人”は悪意があるわけではない
置きっぱなし問題は、性格の問題ではなく認知の仕組み・行動習慣の違いです。
怒る・注意するより、仕組み化・導線設計・習慣共有で改善していく方が効果的です。
イライラしないためには、「相手を変えようとしない」という視点も大切です。

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