社内SEとして働いていると、依頼を受けた瞬間に
思わず頭の中でこうつぶやいたことはありませんか。
「……それ、俺の仕事?」
決してサボりたいわけではない。
ITに関係あるなら、できるだけ対応したい気持ちもある。
それでも、業務の境界線がどんどん曖昧になり、
気づけば何でも屋のような立場になっている。
この記事では、社内SEが違和感を覚えやすい依頼を
ランキング形式で整理しながら、
なぜこうした依頼が集まりやすいのか、その構造を言語化します。
なぜ社内SEには「それ俺の仕事?」な依頼が集まるのか
ランキングを見る前に、前提を整理します。
社内SEの仕事は、
- ITに関わる
- 誰の担当か分かりにくい
- 困ったときに相談しやすい
という特徴を持っています。
この条件が重なると、
「とりあえず情シスに聞こう」が発生します。
悪意があるわけではなく、
構造的にそうなりやすいのが現実です。
「それ俺の仕事?」と社内SEが思う依頼ランキング
第1位:PCが遅い・調子が悪い(原因不明)
圧倒的1位です。
- 「なんか重い」
- 「さっきから変なんです」
- 「昨日まで普通でした」
情報は少なく、再現手順もなし。
結果として、原因調査から丸投げされがちです。
ハードウェア、ネットワーク、アプリ、使い方。
どこまでが社内SEの責任なのか、境界が曖昧になりやすい代表例です。
第2位:Excel・Officeの使い方相談
マクロ、関数、レイアウト調整。
ITではあるけれど、
本来は業務スキルに近い領域。
それでも、
- 「詳しそうだから」
- 「他に聞く人がいない」
という理由で社内SEに集まります。
一度対応すると、
「Excelの人」扱いされるのもあるあるです。
第3位:業務フロー・運用の相談
「この作業、もっと楽にならない?」
「システム的にどうにかできない?」
一見すると改善提案ですが、
実態は業務整理そのもの。
現場業務を深く知らないまま、
最適解を求められるのは、地味に負荷が高い依頼です。
第4位:ベンダーとのやり取り代行
「話が分からないから、情シスから言ってほしい」
技術的な翻訳役として呼ばれることも多く、
いつの間にか責任の所在まで引き受けてしまうケースもあります。
結果的に、
- 社内からも
- ベンダーからも
詰められる立場になりやすいのが特徴です。
第5位:ITと関係あるか微妙な雑務
– 会議室の機材設営
– モニターが映らない
– Wi-Fiの電波が弱い気がする
完全にIT無関係とは言い切れない。
でも、本来の業務とは少し違う。
この「微妙さ」が、
社内SEの業務範囲をどんどん広げていきます。
断れない社内SEが抱えやすい葛藤
多くの社内SEは、
こうした依頼を分かっていて断れません。
- 断ると冷たい人だと思われそう
- 結局自分がやった方が早い
- 関係性が悪くなるのが怖い
この積み重ねが、
業務量とストレスを静かに増やしていきます。
「それ俺の仕事?」が続くと何が起きるか
業務範囲が曖昧なまま依頼を受け続けると、
- 本来の仕事に集中できない
- 成果が見えなくなる
- 評価されにくくなる
結果として、
モヤモヤとした不満だけが残ります。
少しだけ楽になる考え方
すべての依頼を線引きするのは現実的ではありません。
ただ、
- 「これは善意の依頼か」
- 「構造的な問題か」
を意識するだけでも、気持ちは変わります。
社内SEが感じる違和感は、
多くの場合、個人の問題ではなく構造の問題です。
まとめ
「それ俺の仕事?」と感じる依頼が多いのは、
社内SEという立場が、業務境界の外側に置かれやすいからです。
その違和感は、甘えでも怠慢でもありません。
まずは「そう感じる人が多い」という事実を、
自分の中で認めることから始めてもいいのかもしれません。

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